商品販売サイトとは?
商品販売サイトとは、複数の商品を販売するECサイトのことで、家具通販サイト、文具通販サイト、アパレル通販サイト、スポーツグッズ通販サイト、家電通販サイトなど様々な商品を通信販売するサイトのことです。
なるべくたくさんの商品を陳列して詳細ページにリンクを張るのがベスト
こうした商品販売サイトのトップページを見に来るユーザーはなるべくたくさんの商品から自分に適した商品を選びたいと思っていることが想定されます。そのニーズを満たすためには、なるべくたくさんの商品を陳列して、気になった商品の詳細が見られるように各商品の詳細ページにリンクを張ることが望ましい形になります。
《商品販売サイトのトップページとサブページ》
《ウィッグ通販サイトのトップページにある商品一覧の例》
様々な切り口での選び方の提案をする
また、自分に適した商品を選びやすくするために、様々な切り口での選び方の提案をするために「〜で選ぶ」というリンクを設置しているサイトが多数あります。
「〜で選ぶ」というリンクには:
・カテゴリで選ぶ
・スタイルで選ぶ
・用途で選ぶ
・サイズで選ぶ
・色で選ぶ
・材質で選ぶ
など商品のジャンルによって様々なものがあります。
このように様々な切り口での選び方が提案されていることにより、見込み客は自分が求める商品を最短で見つけやすくなります。
《アパレル通販サイトのトップページにある「カテゴリから探す」の例》
《ウィッグ通販サイトのトップページにある「用途から選ぶ」の例》
商品販売サイトのトップページのキャッチコピーは無い場合が多く、キャッチコピーが有る場合でも非常に短いフレーズであることが多い傾向があります。
《オーガニックペイント通販サイトのトップページの1コマ目のメインビジュアルの例》
《同サイトの2コマ目のメインビジュアルの例》
最近の商品販売サイトのトップページのヘッダー部分には複数の商品のメインビジュアルが自動的に切り替わるものが多く、それら1つ1つの商品のメインビジュアルにその商品のキャッチコピーを書くことが主流になっています。
商品販売サイトのトップページに載せるべき項目
商品販売サイトのトップページにはどのような項目を載せるとユーザーにとって商品を買いやすくできるのでしょうか?これまで多数のサイトを観察した結果、次のような項目が次のような順番で掲載されていることが多いということがわかってきました。
《商品販売サイトのトップページに載せるべき項目》
【1】 キャッチコピー
【2】 商品一覧
【3】 カテゴリで選ぶ
【4】 〜で選ぶ
【5】 人気ランキング
【6】 新着ランキング
【7】 おすすめランキング
【8】 お得な商品
【9】 特集ページのバナーリンク
商品を選びやすくする工夫として多くの商品販売サイトには、様々なランキングを表示しています。
どんな商品が人気なのかがわかる「人気ランキング(売れ筋ランキング)」、新しい商品に関心がある見込み客にとって便利な「新着ランキング」、店舗側のおすすめ商品に興味のある見込み客が見る「おすすめランキング」などがあります。
《通販サイトの売れ筋ランキングの例》
他にも、セール品などのお得な商品を探している見込み客にとって便利な「お得な商品」、「セール」というコーナーを設置しているサイトも多数あります。
《家具通販サイトのトップページに設置されたお買い得商品の例》
そしてトップページの最後には、様々な特集ページのバナー画像を設置して、特集ページにリンクを張っているサイトが多数あります。特集ページのバナー画像をトップページの下のほうに配置する理由は、ページの上のほうに載せると商品を探しに来た見込み客に店舗側が見てほしいページを押し付けるような印象を与えるからだと考えられます。ネット通販が始まったばかりの頃はトップページの上のほうにそうしたバナー画像を貼り付けているサイトが多数ありましたが、ネット通販の技術が発達するにつれて特集ページのバナー画像はページの下に配置するサイトが増えてきています。
《有名通販サイトのトップページの下部に配置された特集ペーのバナー画像の例》
このような複数の商品を販売する商品販売サイトのトップページには:
● なるべくたくさんの商品を掲載する
● 人気商品、新着商品、おすすめ商品、お得な商品の一覧を載せる
● カテゴリで選ぶ、用途で選ぶ、サイズで選ぶなど選び方の提案をする
ということをするとトップページを訪れた見込み客に商品ページを見てもらい、購入してくれやすくなります。
以上が、私がこれまでクライアント企業から相談を受けて、彼らのサイトとその競合のサイトを毎年たくさん見ることによってわかったことです。実際に成約率が低いECサイトのトップページをこうした形に変更することによりサイトからの売上が増えています。
売れるサイトとは何かを学校では教えてくれませんが、Googleの検索結果で上位表示している競合サイトを顧客視点で観察することにより、一定の法則性が見えてきます。今後もECの世界はスピーディーに変化するでしょう。しかしこうした研究方法を駆使することによりその時その時の傾向がつかめるはずです。