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SNS内の検索で上位表示する方法《インスタ・X・Facebook検索でのSEO対策》

最終更新日:2024年1月29日 執筆:SEOコンサルタント 鈴木将司

SNSからの集客を増やすにはSNSを使うユーザーが検索した時に、自社の投稿が検索で上位表示させるSNS内でのSEO(検索エンジン最適化)をすることが効果的です。

最近のSNSのユーザーはGoogle等の検索エンジンで検索するだけでなく、InstagramやX等のSNS内にある検索エンジンを利用して探している情報を検索することが増えています。若年のユーザーの中には、GoogleやYahoo!JAPAN等の検索エンジンを使わずにInstagram検索だけを使っている人たちもいるということです。

《Instagram、X、Facebookアプリ内でのキーワード検索結果の例》

こうした中、新規客をウェブを活用して増やそうとする企業は、SNS内でのSEOの仕組みを知り、検索にかかりやすい投稿の方法を知る必要が出てきました。さらには単に検索にかかるだけでなく、検索で上位表示する必要も知らなければなりません。そうしないと、たくさんの情報の中で自社の情報が埋もれてしまうという事態を招くことになり、せっかくSNSに投稿したコンテンツを有効活用できない状態に陥ることになります。

投稿内容がSNS内の検索エンジンで上位表示されるためには、プラットフォーム毎に細かい違いはありますが、どのプラットフォームでも基本的に次のような対策が有効です。

1. ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを記事内に記述する

ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードをコンテンツ内に記述して、検索エンジンのアルゴリズムが関連性が高いと判断しやすくしましょう。
そうすることにより、キーワードを記事内に記述することにより通常のキーワード検索で上位表示しやすくなります。

SNSには2つの検索機能があります。1つは通常のキーワード検索で、検索範囲は投稿のタイトルや本文、アカウント名、プロフィール情報、ハッシュタグなど、様々な要素に基づいて検索結果が表示されます。

《通常のキーワード検索》

2. ハッシュタグを活用する

2つ目の検索機能はハッシュタグ検索です。ハッシュタグ検索とは、特定のハッシュタグ(#記号に続くキーワード)が含まれる投稿を検索する方法です。SNSではハッシュタグ検索をすると、そのハッシュタグが付けられた投稿のみが検索結果に表示されます。
通常のキーワード検索にはハッシュタグも検索対象になりますが、ハッシュタグ検索の検索対象はハッシュタグだけに限られます。
これにより、ユーザーは自分が見たい特定のトピックやキャンペーンに関連するコンテンツを効率的に探すことができます。

《ハッシュタグ検索》

ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードをハッシュタグを使って記述することにより、検索結果に表示される確率が高まります。ただし、投稿内容と関連性が高いハッシュタグだけを記述しましょう。投稿内容と関連性が低いハッシュタグを多数記述するとアルゴリズムからの信頼を失い効果が無くなります。

検索数が多いハッシュタグを記事内に記述すると、いくつものハッシュタグでの検索で上位表示しやすくなります。検索数が多いハッシュタグは調査ツールを使って調べることができます。

《ハッシュタグや各種検索エンジンでの検索需要を調査する「Keyword Tool」》
https://keywordtool.io

3. 画像や動画を掲載する

SNSでは画像や動画が重要な役割を果たします。テキストだけの投稿に比べて画像や動画が掲載されている投稿のほうがターゲットユーザーの目を引きます。ターゲットユーザーに訴求する関連性が高い画像や動画を使用しましょう。

4. 品質が高いコンテンツを投稿する

高品質なコンテンツは、自然とユーザーからの反応が良くなり、検索エンジンでの評価も向上します。単純にお店の営業時間をお知らせするだけの記事や、毎回同じような内容を投稿するのではなく、ユーザーがどのようなコンテンツを求めているのかを推測してニーズを満たす価値ある情報やエンターテインメントを提供しましょう。

5. ユーザーエンゲージメントを促す

コメント、いいね、シェアなどのエンゲージメントが高い投稿は、検索エンジンで上位表示されやすくなります。エンゲージメントを促す質問や意見募集などを取り入れてユーザーが何らかの形で参加できる投稿を心がけましょう。

6. プロフィールを最適化する

プロフィールに上位表示を目指すキーワードを含め、自分のアカウントがどのような分野に関連しているかを明確に示しましょう。
また、プロフィール画像やヘッダー画像もユーザーに訴求するものを設定することによりエンゲージメントを高めることができます。

7. 積極的にユーザーと個別にコミュニケーションをとる

ユーザーからのコメントやメッセージに積極的に返信し、アカウントの活動性を高めることで、検索エンジンでの順位を上げることができます。

8. 定期的に投稿する

定期的に投稿することで、SNSアカウントがアクティブだとアルゴリズムが判断し、評価を高めることができます。

9. インフルエンサーや他のユーザーとコラボレーションをする

SNS上での信頼性や評価が高いアカウントとコラボレーションすることで、自身のアカウントの評価も向上し、検索結果での順位が上がる可能性が高まります。インフルエンサーや他のユーザーとの関係を築き、共同でコンテンツを作成し、共有することで、検索エンジンでの評価を向上させることが可能です。

10. 自社のウェブサイトから自社が運営するSNSへのリンクを張る

より多くの人達に自社のコンテンツを見てもらうためにはSNSのフォロワー数を増やさなくてはなりません。

SNSのフォロワー数を増やすには、良質な投稿を継続すること、フォローを促す言葉を書く、インフルエンサーや他のユーザーとのコラボレーションをする他に、Google等の検索エンジンや他者が運営するウェブサイトから自社のウェブサイトを訪問したユーザーに自社がどのようなSNSを運営しているかを見せることが有効です。

① ソーシャルメディアのロゴリンク

ソーシャルメディアのロゴリンクとは、ウェブページのフッター部分に掲載する、各種ソーシャルメディアへのリンク画像のことです。
ソーシャルメディアのロゴリンクをクリックするとそのサイト運営者が運営している各種ソーシャルメディアのアカウントページに飛ぶように設定されています。

《ソーシャルメディアのロゴリンクの例》

ソーシャルメディアのロゴリンクを設置することにより、サイト訪問者がそのサイトの情報を将来も取得したいと思った時に画像をクリックしてフォローしてくれる確率が増します。

また、サイト訪問者がサイトにある商品やサービスに興味を持った際に、サイト運営者が信頼できそうな企業かを確認するための情報源としても利用することが出来るものです。

ロゴリンクをクリックしても、日頃からソーシャルメディアへの情報投稿を怠っているとユーザーががっかりして、フォローをしてくれないということだけでなく、企業のイメージダウンにもなりかねないので、常日頃からこまめに情報を投稿することが求められます。

② タイムライン

ソーシャルメディアにおけるタイムラインとは、SNSでのコメントやツイートを時系列に表示する画面のことで、ウェブページの中に貼り付けることが可能なものです。

タイムラインをウェブページのフッターあたりに貼り付けることにより、その企業の日頃の活動をユーザーがチェックできるようになり、サイト運営者が信用できるかを判断する材料になります。

また、興味深い記事が投稿されているとそのSNSの他のページも見てくれるようになり、フォロワーが増えやすくなります。

《ソーシャルメディアのタイムラインの設置例》

③ LINEのお友達登録勧誘バナー

極力自社のLINE公式アカウントを開設して、各ページのフッターあたりにLINEのお友達登録者を募集するロゴリンクを張りましょう。それにより、お友達登録者が増加して、情報の配信先を増やすことが可能になります。

《LINEで予約受付を募集する例》

以上が、LINE、Instagram、X、Facebookという国内での人気SNS内の検索エンジンで、自社アカウントに投稿した記事が上位表示されるようにするための対策です。漠然と投稿するのではなく、SNS内でのSEO(検索エンジン最適化)を意識した投稿を心がけてSNSからの集客を最大化しましょう。

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