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企業が集客に利用できる国内のソーシャルメディアの種類

最終更新日:2024年2月2日 執筆:SEOコンサルタント 鈴木将司

LINE、Instagram、X、Facebookという国内での人気SNS以外にも、企業が集客をするために利用できるソーシャルメディアに数多くあります。

LINE、Instagram、X、Facebookだけを活用するのではなく、それら以外の有力なソーシャルメディアは何かを知り、使えそうなものは有効に活用することが必要です。
LINE、Instagram、X、Facebook以外に国内には次のような有力なソーシャルメディアがあります。

1. Pinterest


Pinterest(ピンタレスト)は、ユーザーが画像や動画を共有し、それらをコレクション(ボード)に整理することができるソーシャルメディアです。Pinterestには次のような特徴があります。

① ビジュアルディスカバリー

Pinterestは主にビジュアルコンテンツに焦点を当てており、画像や動画を検索、共有、保存するのに適しています。ユーザーはインスピレーションを得るために、さまざまな画像や動画を検索することができます。

② ピン(Pin)

ピンは、Pinterest上で共有される画像や動画のことです。ピンには通常、画像、タイトル、説明、そして元のウェブサイトへのリンクが含まれます。ユーザーはピンを他のユーザーと共有したり、自分のアカウントに保存することができます。

《PCのブラウザで見つけた画像をピンする流れ》

Chromeブラウザの拡張機能をインストールするとPCのブラウザで見た画像をピンできるようになります。

《Chromeブラウザの拡張機能》

③ リピン(Repin)

Pinterest内の他ユーザーの投稿した画像や動画は、Repin(リピン)することができます。リピンとは、Xでいうリツイートのようなもので他ユーザーがピンした画像を自分のボードに張り付けることをいいます。他ユーザーの画像にカーソルを合わせると、赤枠で囲まれた「保存」ボタンが表示され、これを押すことでリピンができます。

《Pinterestアプリ内で気に入った画像を長押ししてリピンする流れ》

ピンとリピンの違いですが、ピンは外部サイトの画像を保存することです。一方、リピンとはPinterest上の画像を自分のボードに保存することを指します。

④ ボード(Board)

ボードは、ピンを整理するためのコレクションです。ユーザーは自分の興味や好みに応じて、様々なテーマのボードを作成し、そこに関連するピンを追加することができます。また、他のユーザーとボードを共同で編集することも可能です。

⑤ フォロー

Pinterestには、他のソーシャルメディアプラットフォームにあるような、友達やフォロワーを持つ機能があります。フォローしたり、フォローされたりすると、プロフィールページに「フォロワー:●人 フォロー中:●人」と人数が表示されます。ユーザーはお互いをフォローし、相手のボードやピンを見ることができます。また、ピンに対してコメントやリアクションを付けたり、メッセージでやりとりすることもできます。

⑥ レコメンデーション機能

Pinterestは、ユーザーの興味やアクティビティに基づいて、関連するピンやボードを推薦します。これにより、ユーザーは新しいアイデアやインスピレーションを発見することが容易になります。また、検索機能も充実しており、キーワードやカテゴリに基づいて、関連性の高いピンを見つけることができます。

⑦ クリエイター機能

Pinterestは、クリエイターやインフルエンサーにも対応しており、自分の作品やコンテンツを公開してフォロワーを増やすことができます。また、ストーリーピンという形式で、動画や画像を組み合わせたインタラクティブなコンテンツを作成・共有することもできます。

これらの特徴により、Pinterestは多くのユーザーに愛されるビジュアル発見プラットフォームとして、インスピレーションを求める人たちにより幅広い目的で利用されています。

Pinterestはビジネスアカウントを作成することにより自社専用ページを持つことができます。プロフィール情報を充実させて定期的に新しいピンを投稿することにより集客ツールとして使えます。製品の見た目が重視される建築業、インテリア、物販などの業種の集客に向いているソーシャルメディアだと言えますのでそうした業種の企業は特に活用すべきソーシャルメディアです。

2. はてなブックマーク

はてなブックマークとは、国内のソーシャルブックマークサービスで、ウェブ上のお気に入りのページを保存し、タグ付けして整理できるソーシャルメディアです。

他のユーザーとブックマークしたお気に入りページの情報を共有することができ、人気のページや関心事が共有されることが特徴です。これにより、情報発信者は、ターゲットとなる読者に自分のコンテンツを効果的に伝えることができます。

《はてなブックマークのユーザーのブックマークページ》

はてなブックマークを使った集客方法として、まずは自分のブログやウェブサイトにはてなブックマークのボタンを設置し、簡単にブックマークできる環境を整えることがあります。

《はてなブックマークのブックマークボタンの例》

次に、他のユーザーが共有しやすい魅力的なコンテンツをブログ記事などとして作成します。記事のタイトルを工夫して、読者の興味を引くキャッチーなフレーズが効果的です。

多数のユーザーが自分の記事をブックマークするとはてなブックマークのトップページや、カテゴリのトップページに表示されそこからたくさんのユーザーがリンク先のブックマークされたウェブページを訪問してくれるようになります。

《はてなブックマークのトップページと、カテゴリトップページ》

それにより数日間で数千から数万人のサイト訪問者が増えるという非常に大きな集客効果をもたらすことがあります。

下の図は筆者のブログ記事が多数のはてなブックマークユーザーにブックマークをしてもらったときのアクセスデータです。

《筆者のブログのアクセス解析ログのデータ》

ご覧のようにはてなブックマークの525人ものユーザーがブックマークをしてくれたおかげでブログ記事のアクセス数がたった1日で7,503件もありました。

《525人のはてなブックマークユーザーがブックマークをしたためテクノロジーのトップページからブログ記事にリンクを張ってくれた様子》

しかも、その記事の内容を気に入ってくれた複数の訪問者が記事ページにリンクを張ってくれたことによりわずか3日間だけでしたが、Googleで「SEO」でしたら6位に表示され、その後も1ヶ月近く「モバイル SEO」で3位、「Google SEO」で2位表示などそれまでに無い上位に表示することが出来ました。

《当時のGoogle検索結果画面のキャプチャ》

3. ヤフー知恵袋


ヤフー知恵袋は、インターネット上の質問と回答を提供する国内のQ&Aコミュニティサービスです。ユーザーが疑問や悩みを投稿し、他のユーザーがそれに対して回答やアドバイスを提供することで、情報交換やコミュニケーションが行われるのが特徴です。

ヤフー知恵袋を使って集客するには、自社の専門知識や得意分野を活かして質問に回答することが重要です。これにより、回答者としての信頼性や専門性を高め、他のユーザーから注目されるようになります。

また、回答の中で自分のブログやウェブサイトへのリンクを適切に張ることで、訪問者が増える可能性があります。ただし、スパムと認識されないように注意し、リンク先が質問に関連する内容であることが重要です。

マーケティングにおける「スパム」とは、不要かつ無関係な情報や広告を、受信者の許可なく送信・配信する行為のことでユーザーに忌み嫌われ、企業の信用を落とす行為です。

《ヤフー知恵袋の質問と回答の例》

さらに、自分自身も質問を投稿することで、ユーザー間のコミュニケーションを促進し、コミュニティ内での存在感を高めることが可能です。また、他のユーザーの回答に対して感謝のコメントや評価を行うことで、良好な関係を築くことができます。

ヤフー知恵袋を使った集客方法は、自分の専門知識を活かして質問に回答し、信頼性を高めることや、適切なリンクの貼り方によって、自分のブログやウェブサイトへのアクセスを増やすことができるでしょう。その際、ユーザーとのコミュニケーションを大切にし、コミュニティ内での存在感を高めることが、効果的な集客につながります。

4. Amebaブログ


Amebaブログは国内の無料ブログサービスの一つで、SNSに近いコミュニティ機能を備え、多くのユーザーに支持されています。
芸能人や一般ユーザーが日常生活や趣味、仕事など様々なテーマでブログを書くことができるプラットフォームです。

無料ブログサービスとは無料で誰でもレンタルできるブログサービスのことです。誰もが無料で情報発信をできるという意味で無料ブログもソーシャルメディアの一部です。

投稿する記事の内容は、企業の信頼性を高めるために日頃スタッフがどのようなことをしているのか、その日常を日記のように綴るのも良いですが、単なる日記ではなく、読者に何らかの気付き、学びを提供する記事だとファンが増えて、ページビューが増えて集客効果が高まります。

そして無料ブログに記事を投稿したら、すぐに少しでも多くの人達に見てもらうためにXやFacebookでその新しい記事を紹介して無料ブログに誘導しましょう。

5. livedoor blog

livedoor blog(ライブドアブログ)は国内の無料ブログサービスの一つで、Amebaブログ同様に多くのユーザーが利用するプラットフォームです。

livedoor blog(ライブドアブログ)は国内の無料ブログサービスの一つで、Amebaブログ同様に多くのユーザーが利用するプラットフォームです。

6. はてなブログ


はてなブログは、日本国内で人気のあるブログプラットフォームです。株式会社はてなが運営しており、2001年にはてなダイアリーとして開始され、2012年にはてなブログにリニューアルされました。

はてなブログは、前述した「はてなブックマーク」というソーシャルブックマークサービスと連携しており、記事への反応やコメントが一目でわかるようになっています。これにより、ユーザーは人気のある記事やトピックを簡単に見つけることができます。

無料ブログサービスのデメリット

このように無料ブログサービスは無料で使える非常に便利なプラットフォームです。豊富なデザインテンプレートから好きなデザインを選べることや、無料で利用できる等の大きなメリットがあります。しかし、次のようなデメリットもあるので注意が必要です。

① コンテンツを増やしてもオウンドメディアではないので、自社コンテンツにはならない

一部のプラットフォームでは別途費用を払えば独自ドメインでの運営はできますが、基本的に無料ブログでは独自ドメインでの運営でないことが多く、プラットフォーム企業が提供するドメインのサーバーの一部を使用することになります。

そのため自社が運営する無料ブログのURLはプラットフォーム企業のドメイン名を使うことになり、投稿するコンテンツは自社サイトのコンテンツとして検索エンジンには評価されません。

URL例:
https://ameblo.jp/jyoushouken/
http://blog.livedoor.jp/eco_reform/

自社サイトのコンテンツを増やし、検索エンジンからの流入を増やすためにブログ記事を書く場合は、これらの無料ブログサービスではなく、自社サイト内にブログを設置するのが最善です。

URL例:
《リフォーム会社の公式サイト》
https://www.eco-inc.co.jp/
《リフォーム会社の公式サイト内に設置したブログ》
https://www.eco-inc.co.jp/blog_ts/

② 商用利用が禁止されているものがある

一部の無料ブログサービスでは商用利用が禁止されています。また、商用利用の定義があいまいであることや、頻繁に方針を変更することがあるので安定的な企業ブログの運営が容易ではありません。

③ サービスの継続が不透明

無料ブログプラットフォームは、サービスの終了や規約変更がある場合、コンテンツの移行や運営が困難になることがあります。実際にYahoo!ブログや等の無料ブログサービスは2019年に閉鎖されているので、警戒をしなくてはなりません。

④ 広告が表示される

無料ブログサービスでは、ブログ上にプラットフォーム側の広告が表示されることがあります。無料ブログサービスはプラットフォーム企業が設定した広告収入により無料でサービスを提供しているためです。しかし、自社とは無関係な広告や、競合企業の広告が表示されることもあるため企業のブランディングやユーザー体験が損なわれる可能性があります。この問題に関しては一部のプラットフォーム企業は解決策として一定の利用料金を払えば広告を表示しないという有料プランを提供しているので解決は可能です。

7. note


note(ノート)は、日本国内で人気のあるソーシャルメディアプラットフォームで、誰でも簡単にオリジナルのコンテンツを投稿して共有することができます。文章や画像、動画など、さまざまな形式のコンテンツを投稿できるため、個人だけでなく企業や団体も活用しています。

《個人が運営するnote(左)と企業が運営するnote(右)の例》

noteでは、自分のコンテンツを有料で販売することができます。これにより、クリエイターや専門家が自分の知識やスキルを活かして収益を得ることが可能になります。また、購入者は気に入ったコンテンツをサポートすることができます。

また、フォロー機能、いいね、コメント機能、シェア機能というソーシャルメディアとしての機能もある人気プラットフォームです。

8. 動画共有のソーシャルメディア

SNSと同様に近年人気が高まっているのが動画共有のソーシャルメディアです。その中でも特に人気があるのがTikTokとYouTubeです。

次の記事ではこれら動画共有のソーシャルメディアを使って集客する「動画マーケティング」について解説します。

このように、LINE、Instagram、X、Facebookという国内での人気SNS以外にも、企業が集客をするために利用できるソーシャルメディアに数多くあります。有力なソーシャルメディアは何かを知り、使えそうなものは積極的に活用しましょう。

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